難しい鑑定結果との向き合い方
ある占い師の一言が、家庭を縛った話し
ある知人女性が子どもの頃、お母様が占い師かお寺の方かわかりませんが、こう告げられたそうです。
「この子には、色恋に流されやすい性質がある」
お母様はとてもまじめな方で、その言葉を深刻に受け止め、世間様に恥ずかしくないようにと彼女を育てました。
門限は厳しくなり、友人関係にも細かく口を出し、行動は常に見張られているような日々だったそうです。
お母様なりの一生懸命の愛情だったのだと思います。
ただ、その結果どうなったか。
彼女は結局、恋愛で大きなトラブルを経験しました。
あれだけ縛られていたにもかかわらず、
いえ、縛られていたからこそかもしれません。
「言い当てる」ことと「守る」ことは別物
鑑定士としてこの話を聞いた時、胸の奥が少しざわつきました。
占い師が見抜いた「傾向」そのものは、おそらく正しかったのでしょう。
でも、その情報をどう扱うかで、人生の流れはまったく変わります。
お母様が選んだのは「外側から抑え込む」という方法でした。
門限、監視、過干渉・・・それらは、行き場を失ったエネルギーをより深い場所へ押し込めただけだったのかもしれません。
抑え込まれた気持ちは消えません。
形を変えて、別のところで噴き出します。
もしあの時、
「この子は情が深い人だから、その情の扱い方を一緒に整えていこう」
という関わり方ができていたら、結果は違っていたかもしれません。
「難しい命式」を伝えられた時に思い出してほしいこと
これは、不登校や行き渋りのご相談でも同じです。
命式を見ていると、
「波が大きい」「苦労が出やすい」
そんな傾向が出ることは確かにあります。
私自身、鑑定の中でそうお伝えする場面もあります。
でも、その時に一番大切なのは、
命式は ”これから起こることを決める檻” ではなく、
”その子がどんな道を歩きやすいかを示す地図” だということ。
地図があれば、険しい道の手前で装備を整えられます。
回り道を選ぶこともできます。
ただし、その道を歩くのは本人です。
周りが檻を作って閉じ込めてしまえば、
自分の足で選ぶ力が育たないまま、
別の形でつまずいてしまうことがあります。
難しい命式こそ、「抑える」より「一緒に扱う」
もしお子さんの命式に厳しい部分が出ていたら、こんな向き合い方を意識してみてください。
・禁止するより、健全な発散先をつくる
エネルギーの強い子ほど、向ける先が必要です。
・監視するより、対話する
「何をしているか」より「今どう感じているか」を聞くほうが、心は開きます。
・子どもの言い分を否定しない
間違っているように見えても、まずは「そう感じているんだね」と受け止めること。
否定されない安心感があると、子どもは自分の内側を言葉にできるようになります。
その ”言葉にできる力” こそ、命式の難しさを乗り越えるための土台になります。
・”あなたのため” で縛らない
それが本当に子どものためなのか、時々立ち止まって自分に問いかける。
・時期を知って備える
厳しい運気がいつ来て、いつ落ち着くのかを知っておくだけで、力づくで抑え込む必要はなくなります。
子育てを頑張っているお母さんへ
もしお子さんの命式に少し難しい部分が見えても、それは「この子はダメだ」という印ではありません。
先ほどのエピソードのように
力で抑え込もうとする愛情は、時に逆効果になります。
命式を知ることの本当の意味は、恐れて縛ることではなく、
「この子はこういうエネルギーを持っているんだね」
と理解したうえで、一緒にその扱い方を考えていくこと。
そして、
子どもの言い分を否定せずに聞いてあげられる安心感は、
どんな命式にも必要な土台です。
安心して話せる環境があるだけで、
子どもは自分の道を選ぶ力を育てていきます。
難しい命式ほど、実は伸びしろも大きいものです。
焦らず、縛らず、地図を片手に、お子さんと並んで歩いて行けますように。

